こんにちは。エルフペットクリニック 院長の猪毛尾です。
今回は、前回ご紹介した「大腿骨頭無菌性壊死(別名:レッグペルテス)」の手術とその後についてお伝えします。
前回のブログはこちら
>>脚の痛みが続いていたら
この病気は、大腿骨頭の異常が痛みの原因です。
そのため、治療には痛みの原因となっている大骨頭へのアプローチが必要で、大腿骨頭切除を選択させることが多いです。
「骨頭をとってしまって大丈夫?」と思われるかもしれませんが、ワンちゃんは四つ脚で歩くので問題ありません。
術後は痛みが無くなり、元気に走り回ってくれます。
手術は、大腿部から股関節にアプローチします。
関節を包んでいる関節包を切開し、大腿骨頭を露出・切除します。
レントゲンで確認すると
◯印が切除した部分です。
左右を比べると、骨が無くなっているのがわかります。
痛みの原因だった大腿骨頭を切除したので、術後は徐々に脚を使い始め、歩けるようになります。
手術したワンちゃんの術後の動画をご覧ください。
若齢でかかる病気なだけに、こんなに元気いっぱい走りまわってくれようになると嬉しいですよね!
気になる事がある時はいつでも、エルフペットクリニックにご相談ください。