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健康管理

「食べない」問題

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こんにちは!
エルフペットクリニック スタッフの沖です(*^^*)
今回は、病気のない健康な動物の「食べない」問題についてお話します。

この問題、私たち動物病院のスタッフもよく耳にします。

食べない原因

「元気はあるし体調が悪いわけでもないのに、なぜか食べない…」

そんな時には、次のような問題があるかもしれません。

  1. 選り好みしている
    食事内容や風味を頻繁に変えることが原因で起こりやすいと言われています。
  2. 物理的に食べにくい
    動物の顔の大きさやマズルの長さに合っていない食器や、食べにくい高さ、硬すぎる、または大きすぎる食事は、食べる意欲を削いでしまい、食欲不振につながることがあります。
  3. 精神的な問題
    ストレスによって放出されるカテコールアミンやホルモンの作用で、摂食中枢が制限されて食欲不振になることがあります。
    また、嫌な体験と食事が結びつくことが原因で食事が嫌になってしまうこともあります。
    これは特に猫に多く見られます。
  4. 栄養素の過不足
    栄養組成の不完全な食事を長期で食べている動物は、ミネラルの欠乏症や過剰症により食欲不振が起こっている可能性があります。
  5. 老化
    筋肉量の減少により食事の体勢がつらい、関節痛で痛みがある、噛む力が弱くなり硬いフードが食べにくいなどが考えられます。
    においを感じにくくなるためフードが魅力的ではなくなってしまい、食べなくなることもあります。

食べてもらう工夫

このような子たちにごはんを食べてもらうためには、工夫が必要です。
簡単におうちでできる方法をご紹介します。

食事を温める

動物が食べ物を選ぶ時に、一番重視するのは「におい」です。
特に猫は、食品中のアミノ酸や脂肪酸の種類をかぎ分けられるとされています。
フードを温めるとにおいが鼻に届きやすくなるため、食欲を刺激するには効果的です。
また、陶器の食器だとフードの温度が下がりにくいので、最後まで温かいごはんを食べることができます。

フードの食感

特に猫は、ドライフードの「カタチ」によっても好みが分かれるといいます。
ドライフードとウェットフードを混ぜる、フードの形状を変える、ドライフードをふやかしてあげるなどの工夫で食感を変えることができます。

食べやすさ

舌で少しずつすくって食べる子には、粒の小さいフードを。
口を開けてかぶりつく子には、ある程度の硬さと大きさ、まとまりのあるものの方が食べやすいです。
食器は、顔の大きさ、マズルの長さに合った物を選びましょう。
食べにくそうにしている場合は、台を使って食器の高さを変えます。
食器の材質を変えることで、食いつきがよくなることもあります。

食事の仕方

犬や猫は本来、狩りをして獲物を捕まえて食事をしていました。
しかし、家庭で飼われている犬猫は、苦労せずに食事を手に入れることができます。
それでは野生の本能が刺激されず、フードに魅力を感じない場合があります。
ノーズワーク、コング、ドライフードを床にばらまいて食べさせるなど、いつもと違う食べ方をさせると効果的なケースもあります。

間食のタイミングや量を調整する

間食が多すぎて、常に満腹という場合があります。
おやつは必ずしもいるものではないので、使いどころを決めて、食事に影響が出ない範囲で与えましょう。

体重が増えているのに食べない

「体重は増えているのに食べない」

そんな時には、カロリー過多になっている可能性があります。

例えば「子犬」と「成犬」では、必要カロリーが変わります。
成長期には必要カロリーが増え、維持期には必要カロリーが減ります。
1日に必要な摂取カロリーは決まっており、それをオーバーするとおなかがいっぱいになるので食べなくなります。

今まで食べていた量を食べきれなくなったから食が細くなったというわけではなく、カロリー自体は足りていてお腹が減っていないため食べないのかもしれません。

今一度、フードのカロリー量を確認してみてください。

今回ご紹介したことは元気がある健康な子のお話です。
何かしら症状がある場合は、病気によって食欲が低下している可能性があるため、早めの受診をおすすめします。

気になることがありましたら、エルフペットクリニックまでお気軽にご相談ください。

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