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「尿道結石」は命に関わる緊急疾患

病気のこと

2019.2.2

こんにちは。エルフペットクリニック 院長の猪毛尾です。

先日書いた「膀胱結石」の続きのお話です。
>>前回の「膀胱結石について」はこちら

膀胱にある結石は「慢性膀胱炎」などの原因にはなりますが、命に関わる緊急性はありません。
しかし、「尿道結石」は全く違います。
命に関わる“緊急疾患”です!

結石が詰まることで、尿道に栓をされた様になります。
すると、おしっこをしたくても
「出ない!おしっこが溜まりすぎてどうしようもなくお腹が痛いのに出ない!」
という状態になってしまいます。

皆さんもトイレに行きたいのに行けなくて、漏らしてしまわないかとヒヤヒヤした経験が一度くらいはありませんか?

そんな経験がある人は容易に想像できると思いますが、おしっこが出せないのはとても辛いものです。
しかも、「尿道結石」の場合は尿道に栓をされた状態なので、漏らすことすらできないんです。
辛すぎます!

そうこうしてるうちに腹痛だけでは済まず、身体に不調をきたしてきて、数日中に亡くなってしまう事もあります。
結石が完全に詰まっていなくても、おしっこの出が悪くて体調不良に陥ったり、尿道から血が出てポタポタ垂れてきたりします。
「尿道結石」はとても恐い病気です。

尿道結石
尿道結石

これは尿道内に詰まった結石のレントゲン写真です。
レントゲン検査を行わなければ、この位置の結石は診断できません。

治療は、尿道から結石を除去する事で対処していきます。
もし、「おしっこが出ていない」「血尿が出る」など気になる症状が出ていたら、エルフペットクリニックまでお気軽にご相談ください。

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