こんにちは。エルフペットクリニック院長の猪毛尾です。
今年は例年にない早さの梅雨入りでしたね。
梅雨の晴れ間には、バーベキューを楽しむ方も多いのではないでしょうか。
飼い主さんたちがバーベキューを楽しんでいる間、愛犬はどうしていますか?
「おこぼれをもらえるかな?」と期待したり、「隙あらば横取りしてやろう」と狙っているかもしれません。
そこで起こってしまうのが、「誤飲」です。
犬には、「串」もトウモロコシの「芯」も関係ありません。
目の前にあれば食べてしまいます。
実際にトウモロコシを誤飲してしまった症例をご紹介します。
エコー検査で胃の中にある「芯」を確認しました。
ある程度の大きさがありましたが、内視鏡下で摘出することができました。
吐かせられない胃内異物は、内視鏡もしくは開腹手術での摘出となります。
今回は内視鏡で摘出できましたが、大きさや形状によっては摘出できない場合があります。
また、空腹にできていない場合は内視鏡処置が難しくなります。
内視鏡処置は開腹手術と比較して負担も少なく、日帰りで退院でき、その日から食事もできます。
誤飲は、飼い主さんなど家族のみなさんで防ぐことができます。
充分気をつけましょう。
エルフペットクリニックでは、内視鏡検査・処置を積極的に取り入れています。
些細なことでも、気になることがあればエルフペットクリニックまでご相談ください。