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鼻腔内腫瘍

病気のこと

2018.7.9

こんにちは。エルフペットクリニック 院長の猪毛尾です。

昨日、一昨日は「日本獣医がん学会」に参加してきました。
二日間お休みをして、ご迷惑ご不便をおかけしました。
今日から通常どおり診療しています。

日本獣医がん学会

学会のメインシンポジウムは「鼻腔内腫瘍」がテーマでした。
腫瘍の中では発生率の低いものですが、呼吸がきつくなったり顔が変形してきてしまうなど、生活の質が非常に低下してしまいます。

鼻腔内腫瘍の初期症状は、いびきやくしゃみ、鼻水などで非特異的です。
飼い主様が一番気づきやすい症状は鼻血で、「鼻血が出た」と来院されることが多いようです。

鼻は骨に覆われているので、診断が難しく、検査を積み重ねて総合的に診断します。
確定診断に基づき治療を選択していきますが、放射線療法、外科療法、薬物療法など、それぞれにメリット・デメリットがあるので、しっかりとした治療計画を検討する必要があります。

鼻の中は内視鏡を用いれば肉眼的に観察できますが、外からでは全く分かりません。
外から見てわかるときは、病気が進行してしまっている場合が非常に多いのです。

早期発見・早期治療が重要ですが、そのためには早めの検査が必要です。
何か気になる症状がある時は、些細なことでもエルフペットクリニックにご相談ください。

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