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健康管理

ワンちゃんの保湿ケア

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こんにちは!
エルフペットクリニック スタッフの沖です(*^^*)
今回はワンちゃんの保湿ケアについてご紹介します!

皮膚の機能と乾燥

みなさんは、生物の皮膚には多くの機能が備わっているのをご存知ですか?

例えば、体外環境からの防御機能、紫外線や赤外線、超音波までも感知する感覚機能、多少の傷なら自己修復する自己回復機能など、挙げていくとキリがないほどたくさんの機能を持っています。

その大切な機能を正常に作動させるためには、皮膚の『保湿』が重要です。
特に秋冬は、人と同じようにワンちゃんの皮膚も乾燥しやすくなります。
また、歳を取ると乾燥しやすくなるのも人と同じです。

皮膚が乾燥すると痒みが出たり、皮膚病を起こしたりと、様々なトラブルを引き起こす原因になってしまうのです。

乾燥しやすい部位

体の表面の皮膚以外にも、乾燥しやすい部位があります。

特にパグやブルドッグなどの短頭種は、鼻自体がひび割れを起こしてしまう子が多いようです。悪化すると、組織が剥がれ落ちてしまいます。
乾燥によるダメージが表れる前から保湿ケアするのが理想的です。
鼻の保湿は可能な限り無味無臭で、舐めても安全なものを選びましょう。

鼻筋

歳を取ると、被毛は少なくなっていきます。
鼻筋の被毛は短いため、脱毛が目立つようになります。
また、鼻筋は皮下脂肪も少ないため、視力が落ちた高齢犬が何かにぶつけると、ケガをしやすくなります。
保湿ケアは、ケガのダメージ軽減にもつながります。

肉球

肉球には、糸状乳頭と呼ばれる細かい凸があり、これが滑り止めの機能を果たしています。
そのため、この凸がなく肉球がツルツルになっていたり、肉球が硬く乾燥している子には保湿が必要です。
長時間のお散歩に行く子や、アスファルトなどの硬いところを歩く子にも保湿はおすすめです。

爪の水分量が少ないと、爪切りの際に爪が割れてしまうことがあります。
爪も皮膚と同じように保湿するのをおすすめします。

尾も高齢になると毛が薄くなってくるので、乾燥しやすくなります。
断尾している子は、尾先の毛が薄いため乾燥しやすくなっています。

大型犬や短頭種は、肘も乾燥しやすい部位です。

装着物との接触部位

ハーネスや洋服、おむつを付けている子は、接触部分がどうしても擦れやすくなってしまいます。
摩擦対策として保湿が有効的です。

保湿剤のタイミングと種類

保湿剤をつけると、気にして舐めてしまう子がいます。
そのため、ごはんの前やお散歩の前など、ワンちゃんの気がまぎれるときに使うのがベストです。

また、シャンプー後はとくに乾燥しやすくなるので、皮膚の水分をキープできるように保湿ケアをしっかりしましょう!

保湿ケアは簡単です。
乾燥しているところにスプレーするタイプや、体の一部につけると全身が保湿されるようなスポットタイプ、シャンプー後の濡れた体にかけ流しでつかう洗い流さないトリートメントのような商品など、いろいろなタイプの保湿剤があります。
用途や使いやすさによってお選びください。

肉球クリームや目の周りにも使える保湿クリームなどもあるので、気になる方はエルフペットクリニックのスタッフまでお気軽にお声がけください(^^)/

保湿ケア商品
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