こんにちは!
エルフペットクリニック スタッフの沖です(*^^*)
日常生活において、動物が『熱傷(やけど)』することは人間ほど多くありません。
しかし、寒い時期はペットがやけどをするリスクが増えます。
人間との暮らしの中でやけどを引き起こす可能性があるものは
直火、熱湯、油、ホットカーペット、ドライヤー、こたつ、ストーブ、ヒーター、湯たんぽなどです。
例えば、
〈天板が熱くなるタイプの石油ストーブに猫がのってしまい、足裏をやけどした〉
〈シニア犬のためにホットカーペットを使用していたが、体位変換できずに低温やけどになってしまった〉
など、様々な事例があります。
低温やけど
ホットカーペットや湯たんぽはそんなに高温ではないため、油断してしまいがちです。
しかし、44〜50℃程度のほんのりとした温かさでも、長時間接触していると低温やけどになるおそれがあります。
実際、私も子供の頃に布団の中に入れていた「湯たんぽ」で低温やけどになりました。
治りが悪く、今でも傷が残っています。
動物の場合は毛があるため、低温やけどになっていても、飼い主さまは気づきにくいようです。
・しきりに同じ場所だけ舐めている
・特定の場所を痛がる
・脱毛、皮膚の変色、水疱
・皮膚の脱落
これらの症状がみられるときは、早めに動物病院を受診しましょう。
ペットのやけどを避けるには
では、ペットのやけどを避けるには、どうしたらよいのでしょうか?
◯こたつ
留守中は電源を切りましょう。
出かける前まで電源を入れておけば、ペットは予熱で温まることができます。
閉ざされた空間での高温環境は、熱中症を引き起こす可能性があります。
人がいる場合でも、動物が中に入っているときは、定期的に布団を上げて中の温度を下げたり、片側の布団を上げておいたりすると良いでしょう。
◯ヒーター・ストーブ
留守中には電源を切りましょう。
つけているときは、ストーブガードやヒーターガードを使用して、動物が近づきすぎないように防御しましょう。
猫ちゃんを飼っているおうちでは、天板が熱くなるタイプのストーブは使わない方が安全です。
◯ホットカーペット・湯たんぽ
カバーやタオルで覆ってから使用しましょう。
また、ホットカーペットは設定温度に注意しましょう。
熱くなったら移動できるように、動物が動ける環境下で使用することも大切です。
暖房器具なしで寒い冬を乗り越えることはできません。
動物たちが安全に過ごせるよう、工夫して使用しましょう!
やけどなど気になる症状がありましたら、エルフペットクリニック スタッフまでお気軽にご相談ください。
