エルフからのお知らせ&ブログ

INFORMATION & BLOG

危険な抱っこしていませんか?

ワンちゃんのこと

2024.9.28

こんにちは!
エルフペットクリニック スタッフの山下です^^

普段、ワンちゃんをどんな風に抱っこしていますか?
抱っこの仕方によっては、ワンちゃんの体に負担を掛けたり、落として骨折させる可能性もあります。
また、抱っこの仕方ひとつでワンちゃんが落ち着いてお手入れがラクになったり、興奮を抑えて「吠え」などの困った行動の予防になったりします。

危険な抱っこ
まずは、危険な抱っこをしていないか振り返りましょう!

◎縦抱き
犬は四つ足で立っているのが正常な姿勢です。
縦にした体勢での抱っこは背骨に負担が掛かり、椎間板ヘルニアなどのリスクが上がります。
また、前肢が人の肩にかかっていると、肩を踏み台にして飛び降りてしまう危険もあります。

縦抱き
◎赤ちゃん抱っこ
縦抱きと同じく、背骨に負担がかかります。
前胸など犬の動きを押さえるポイントがないため、急な動きに対応できず、落下させてしまったり、背骨をひねったりと、怪我の原因になることもあります。

◎前肢だけで持ち上げて抱こうとする
犬は人と違い鎖骨がなく肩関節が外に開かないため、前肢だけで持ち上げると肩関節に負担がかかり靭帯を痛めやすくなります。

前肢だけで持ち上げて抱こうとする
意外と普段している抱っこが、体の負担になってしまったり、危険だったりするのです。

安全な抱っこ
座っている時、立っている時、それぞれの安全な抱き方を覚えておきましょう。

◎膝の上で横向き抱っこ
飼い主様の膝の上でリラックスして過ごせるように、必ず覚えておきたい抱っこのスタイルです。
例えば、動物病院の待合室やドッグカフェなどで視線の先に他の子がいて気にしている場合、抱っこの向きを逆にしてあげるだけで刺激を軽減できます。

横向き抱っこ
犬の四肢を膝の上に安定するように乗せます。
前胸を手のひら全体で優しく、しっかりと支え、反対の手で骨盤を優しく支えます。
犬の体を自分の体に密着させ、脇を締めましょう。

◎膝の上で正面抱っこ
基本は横向き抱っこと同じ姿勢です。
お尻は飼い主様のお腹に密着させ、両手を使って前肢を押さえます。
前に出るのを防ぐため、人差し指から小指の4本で肩の前部分を押さえ、親指を肩甲骨に添わせて上に飛ぼうとする動きを止めます。

◎立っているときの抱っこ
お腹の下に手を入れ、下から支えるように持ち上げます。
犬の体と自分の体を密着させ、脇を締めます。
背骨が床と平行になるように心がけましょう。
飛び出しを抑制するため、前肢は自分の腕に掛けさせないようにします。

大型犬も子犬のうちに
大型犬も子犬のうちに、たくさん抱っこの練習をしておきましょう。
成犬になると重くて簡単には抱っこできなくなりますが、だからこそ、小さいうちにたくさん抱っこの練習をしておくことが大切です。
小さいうちに抱っこに慣れておくと、大きくなっても飼い主様や人に体を委ねることへの抵抗感が少なくなります。
レントゲン検査やエコー検査時の体勢を受け入れやすくなり、ストレスも緩和されます。

大型犬
この機会に抱っこの仕方を見直し、ワンちゃんの負担や事故の危険を減らしましょう(^^)*
抱っこの仕方がわからない場合は、エルフペットクリニック スタッフまでお気軽にご相談ください。


よくあるご質問一覧へ
トップへ戻る