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これからの季節は「尿道閉塞」にご注意ください

病気のこと

2021.10.1

こんにちは!
エルフペットクリニック動物看護師の川嶋です!
暑さも落ち着いてきて、過ごしやすい季節になりましたね^^

先日、「最近元気がない。おしっこが出ない」という症状で来院されたネコちゃんは、尿の出口が詰まる「尿道閉塞」という緊急疾患でした!
尿道閉塞は、涼しくなって飲水量が減るこれからの季節に起こりやすい病気の一つです。

尿道が閉塞して全く排尿ができない時間が続くと、
尿道→膀胱→尿管→腎臓の順に尿が溜まって腎臓に障害が及ぶ状態に陥り、尿毒症を引き起こして死に至るケースもあるとても怖い病気なんです!

もともとネコちゃんは「尿路結石」を患う子が比較的多いのですが、特に、オス猫は尿道が細く、カーブしていて先端も細いため、閉塞を起こしやすい特徴があります。

こんな症状が出たら、すぐに病院に連れて行きましょう!

●血尿が出る
●何度もトイレに行く
●おしっこが出ない
●ぐったりしている
●お腹が痛そう
 
尿道閉塞の原因は、膀胱や尿道の炎症により出てきたものや、粘膜・結晶などが固まったものです。
これが尿道に栓をしてしまい、閉塞を引き起こしてしまうのです。

エルフペットクリニック

尿道閉塞は尿石症が原因で起こることが多いので、食事管理や飲水管理などで、尿石症を予防することが大切です。
そして、尿道閉塞になってしまった場合は、なるべく早く閉塞を解除して、結晶尿や膀胱結石、腎不全などの治療を行うことです。

そのためには、日頃から排泄状況の把握し、異常があればすぐに受診することが重要です!

「なんとなくいつもと違う」というサインを見逃さないように、日頃からよく観察しておきましょう。
気になることがありましたら、エルフペットクリニックまでご相談ください。


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