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皮膚病の診断

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こんにちは。
エルフペットクリニック 院長の猪毛尾です。

毛が抜ける、身体を掻く、手足を舐める、お腹を舐めるなどの症状を見たことがある方は多いのではないでしょうか。
これらの症状が見られる時は、皮膚病の可能性があります。

増えているアレルギー性の皮膚病

皮膚病は細菌や寄生虫などによる感染、アレルギー、免疫疾患、ホルモン疾患、腫瘍など様々な原因が考えられます。
その特定のために、毛や皮膚表面を用いた検査、血液検査(アレルギー検査やホルモン検査)、場合によっては病理検査が必要になります。

近年、アレルギー性の皮膚病がとても多くなっています。
アレルギー性皮膚炎は「食物アレルギー」と「犬アトピー性皮膚炎」に分類されます。

食物アレルギーとアトピー性皮膚炎

「食物アレルギー」は1歳以下の比較的若齢で発症する場合が多いようです。
一方、「犬アトピー性皮膚炎」は、年齢が進んでから発症する場合が多いと言われています。

血液検査でアレルギーを調べる場合、食物アレルギーではリンパ球反応試験が、犬アトピー性皮膚炎ではIgE抗体検査がより有効だとされています。

発症時期や犬種、病変の分布などから食物アレルギーと犬アトピー性皮膚炎、どちらの可能性が高いかを考慮しながら検査を選択します。

皮膚病の疑いのある症状のみられる場合、アレルギー検査に興味がある場合など、お気軽にエルフペットクリニックまでご相談ください。

IgE抗体検査の報告書
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