こんにちは!
エルフペットクリニック スタッフの宮崎です^_^
2月に
「犬のウイルス感染症」についてご紹介させていただきましたので、
今回は「猫のウイルス感染症」についてお話ししたいと思います。
猫ウイルス性鼻気管炎
猫ウイルス性鼻気管炎は、猫ヘルペスウイルスに感染することによって引き起こされ、ネコカゼとも呼ばれる猫の代表的な呼吸器疾患です。
くしゃみ、鼻汁、目ヤニなどが認められます。
猫ウイルス性鼻気管炎は、感染力が非常に強い感染症で、回復後も、中枢神経系内にウイルスが潜伏し、持続感染することが多いようです。
健康な時は免疫系の働きでウイルスは細胞内に閉じ込められていますが、ストレスが加わることにより免疫力が低下し、再発することがあります。
猫カリシウイルス感染症
猫カリシウイルス感染症は、猫カリシウイルスに感染することによって引き起こされます。
症状は猫ウイルス性鼻気管炎によく似ていますが、症状が進むと、舌などの口腔内に潰瘍が形成され、痛みを伴う場合もあります。
猫汎白血球減少症
猫汎白血球減少症は、猫パルボウイルスに感染することによって引き起こされます。
白血球が急激に減少し、元気消失や発熱、下痢、激しい脱水等の症状がみられます。
このウイルスは、リンパ節や骨髄といった細胞分裂が盛んな細胞に感染します。
若齢の子ほど重症化しやすい傾向にあり、死亡率の高い感染症です。
ご紹介した3つの感染症は、強い伝染力を持っています。
特に、外猫や地域猫などはこれらのウイルスを持っていることが多いと言われています。
外猫や地域猫を触った人の手や服などから、室内飼育のネコちゃんに感染してしまいます。
私の祖母の家には地域猫がよく来ていて、かわいくてついつい撫でたくなってしまうのですが、こんなに簡単に感染すると考えると、とても怖いですね^^;
また、どこでウイルスが付着するかわからないので、完全室内飼いのネコちゃんでも安心はできません。
今回紹介した3つの感染症は、ワクチンで予防ができます。
室内飼いのネコちゃんでも、エルフペットクリニックでは年に1回接種することをオススメしています。
ワクチンについてわからないことがある方は、お気軽にエルフペットクリニックスタッフまでお尋ねください。