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ペットの防災

スタッフのつぶやき

2024.2.22

こんにちは!
エルフペットクリニック スタッフの山下です^^

ここ数年、日本各地で地震や大雨などの災害が頻発しています。
私たちが住んでいる熊本でも、2016年に大きな地震が起こりました。

当時、私は猫を1匹飼っていたのですが、災害の備えというものをしたことがありませんでした。
そのため、ペットを連れて避難できる場所がわからず、車内で避難生活を送り、大変だった思い出があります。

いつ、どこで災害が起きるかわかりません。
自分自身、そしてペットの安全を守れるように、普段から非常時の備えをしておくことが大切です!

防災グッズを用意しておく
災害は、いつ起きるかわかりません。
お散歩バッグなど、普段からよく持ち歩くものに防災グッズをまとめて入れておくと良いでしょう。

ヒトに必要なもの(例)
ラジオ
電源(電池、携帯バッテリー)
懐中電灯
食べ物
水(できれば経口補水液)
雨具
その他、小銭や笛などがあると安心

ペットに必要なもの(例)
フード(普段から食べているもの)

ペットシーツ
証明書(ワクチン・狂犬病)
折りたたみカップ
おむつ など

災害関連死の8割が脱水症状が引き金になったと言われています。
ヒト用もペット用も、水分は多めに用意しておきましょう!

ペットフードは普段から1ヶ月分ほど多めに保管しておくことをオススメします。
災害時はしばらく流通がストップします。
いつもと違うフードを与えるとおなかを壊してしまうことも考えられますので、しっかり備えておきましょう。

危険な場所を知る
災害の被害予測を掲載したホームページやアプリがあります。
自宅や勤務先、普段の散歩ルートを調べて、安全な場所を確認しておきましょう。
ペット同伴の避難所が近くにあるか探しておくと安心ですね!

J-SHIS(地震ハザードステーション)
熊本市 防災情報
Yahoo!防災速報(アプリ)

災害が起こったら
まずは、ペットとご自身の安全を確保しましょう。
地震の場合、緊急地震速報や地震で揺れを感じたときは、安全な場所へ移動をして姿勢を低くします。
そして、頭を守り、揺れが収まるまでその場から動かないようにします。
ペットによっては地震が起きた恐怖でパニック状態になり、固まって動けなくなったり、慌てて走り回ったり、部屋の隙間に隠れたりすることがあります。
普段からペットが逃げ込む場所を把握しておくことが大事です。

また、キャリーに慣らしておくことも大切です。
ペットの避難場所としても、逃げるときにもキャリーが役に立ちます。
特に、猫ちゃんはキャリーを嫌がる子が多いようです。
ごはんやおやつをキャリーの中で与えたりするなど、普段からトレーニングをすると、キャリーが安全な場所だと覚えてくれます。

災害が起こったら
被災後、家の中や道路にはガラスの破片や瓦礫やくぎが散乱します。
倒壊した家屋や増水した道路など、足場が不安定な場所もあります。
そのため、ワンちゃんを歩かせて避難すると、肉球が損傷したり、骨折、関節炎、靭帯損傷などを起こしてしまうことがあります。
家具を固定する、散乱防止ガラスに変更する、ペット用救急セットを準備しておくなど、自身とペットの安全確保のためにも日頃から備えておきましょう。

迷子予防にマイクロチップ
これまでの災害では、自宅にペットを置いて避難せざるを得ないケースがたくさん発生しました。
また、ペットがパニックになって家を飛び出し、迷子になったケースもありました。
万が一、ペットとはぐれてしまっても、マイクロチップを装着していれば、再会できる可能性が高まります。
不測の事態に備えて、マイクロチップを装着しておきましょう。

季節ごとの危険
夏に災害が起こった場合は、熱中症に注意しましょう。
高温時のアスファルトの温度は50℃を超えるため、炎天下での避難はやけどや熱中症の危険を伴います。
こまめに休憩をはさむ、水分補給をするなどの対策をしましょう。
また、やけど予防として、猫や小型犬はキャリーに入れ、中型犬・大型犬には靴を履かせましょう。

冬に地震が起こった場合は、火災に注意しましょう。
ストーブが転倒するなど、さまざまな原因で火災が発生する危険があります。
自分の家が火災建物の風下にある場合は延焼の可能性もありますので、すぐにペットを連れて避難しましょう。
もし避難するまでに余裕がある際は、ブレーカーを落として避難しましょう。

ペットの命、そして自分自身を守れるように、日頃の備えが大切です。
備えができている方も、避難グッズの見直しと避難ルートの再確認をお忘れなく。

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