こんにちは!
エルフペットクリニックの看護師の川嶋です^^
今年は暑さがおさまったと思ったら、急に寒くなって、秋がなかったように感じます、、(-。-;
季節の変わり目ですので、くれぐれも風邪を引かないようにしてください…
今日は「歯石除去」についてお話しします!
ワンちゃん・ネコちゃんのデンタルケア、毎日大変ですよね(+_+)
ですが、デンタルケアをせずに溜まった歯垢は、わずか3〜5日で歯石になってしまうんです!
ちなみに、人間の場合は約20日で歯垢が歯石になります。
人間と比べると、ワンちゃん・ネコちゃんの歯石化がとっても早いことがおわかりいただけると思います。
歯石は「歯周病」の原因になります。
歯周病は、口の中の細菌が引き起こす病気です。
歯ぐきや骨など、歯を支える組織に炎症が起きます。
3才以上のワンちゃん・ネコちゃんの約8割は歯周病を患っているというデータもあります。
歯周病の主な症状は、
・口臭がする
・歯肉が赤く腫れる
・歯肉から血や膿が出る
・歯に茶色の塊がつく
・目ヤニ、鼻水が出る
などです。
また、お口周りの症状だけでなく、内臓系に影響することもあります。
全身に関わるとても怖い病気なんですね、、((( ;゚Д゚))
歯石はある程度ついてしまうと、おうちでのデンタルケアでは除去できなくなってしまいます。
こわ〜い歯周病の進行を防ぐために「歯石除去」がオススメです!
エルフペットクリニックでは、麻酔をかけて歯石除去を行います。
まず、レントゲン検査や血液検査をして、歯周病がどのくらい進行しているかを調べます。
実際に歯石を取る時は全身麻酔をかけて、歯周ポケット(歯と歯ぐきの間にあるミゾのこと)の歯垢や歯石をしっかりと除去します。
麻酔のリスクがない無麻酔歯石除去もありますが、処置中にワンちゃん・ネコちゃんが動いてケガをしてしまったり、処置後に体調を崩してしまうケースもあるようです。
また、歯周ポケット内の処置は無麻酔ではできないため、十分な治療効果がないといったデメリットもあります。
こちらは麻酔下の歯石除去「前」の写真です。
そして、こちらが歯石除去「後」の写真です。
歯が真っ白になっているのが一目瞭然ですよね!
ワンちゃん・ネコちゃんの口臭が気になったり、歯の表面に茶色の塊がついていたりしたら、ぜひ、動物病院を受診してください。
獣医師が歯石除去の要・不要を判断をします。
手術の料金は歯の状態によりますので、受診の際にお問い合わせください。
一番大事で確実なお口のケアは、歯ブラシを使った歯磨きです。
きちんとできれば、表面だけでなく歯周ポケットもある程度きれいにすることができます。
しかし、子犬や子猫のときから歯ブラシに慣れさせておかないと、なかなか上手に出来ません!
歯ブラシをさせてくれない子は、デンタルガムやデンタルペーストなど様々なデンタルグッズを試してみましょう!
大変だと思いますが、諦めずにしっかり歯磨きの習慣をつけてくださいね。
少しでも気になることがあれば、エルフペットクリニックまでお気軽にご相談ください(^^)