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鼻咽頭狭窄症の治療

手術について

2021.1.8

こんにちは。エルフペットクリニック院長の猪毛尾です。
今回は、以前ご紹介した鼻咽頭狭窄症の治療についてお伝えします。
>>ブログ「猫の鼻咽頭狭窄症」

鼻咽頭狭窄症は比較的稀な疾患ですが、犬よりも猫で多く、様々な年齢で診断されています。
意外と見過ごされているケースもあります。

エルフペットクリニック

鼻咽頭(鼻の奥)が狭くなる事で呼吸困難になる為、そこを広げる必要があります。

様々な方法で診断され、治療は「外科的手術による切除」「ステント留置」「バルーン拡張術」などがあります。
エルフペットクリニックでは主に「内視鏡検査」で診断し、内視鏡下での「バルーン拡張術」を行っています。

バルーン拡張術とは、先端がふくらむカテーテルを狭窄部に挿入し、先端を拡張させる事で穴を広げていきます。
この操作を数回繰り返して、処置を終了します。



拡張後も再び狭窄してしまうので、一定期間の投薬が必要になります。
一度の処置で改善する事も多いですが、経過によっては複数回になる事もあります。

再発させないためには、その後の投薬や再度の処置が重要です。

鼻咽頭狭窄症は鼻詰まりだけではなく、食欲不振や食道拡張症を引き起こし、吐出などの症状を引き起こす事もあります。
鼻咽頭の拡張処置により食欲が回復し、吐出の症状が改善します。
そして、何より呼吸がとても楽になり、生活の質が大幅に改善します。

エルフペットクリニックでは、内視鏡検査や内視鏡下での処置を積極的に行っています。
気になる事があれば、些細な事でもエルフペットクリニックにご相談ください。

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