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犬の認知症

ワンちゃんのこと

2018.3.24

こんにちは。エルフペットクリニック 院長の猪毛尾です。
今回はワンちゃんの「認知機能不全症候群」についてお伝えします。

「認知機能不全症候群」は、一般的には「認知症」と言われる事が多く、人の認知障害と類似すると言われています。

11〜12歳では約28%
15〜16歳では約68%

のワンちゃんが認知低下の兆候を示すと言われています。


兆候としては

「自分の家の近所で迷う事がある」
「排尿を失敗するようになった」
「家族とのコミュニケーションの変化」
「部屋の隅で動けなくなる」
「睡眠周期の変化」

などがあります。
  エルフペットクリニック
以前から犬にも認知症はあると言われていましたが、最近では科学的に認知症が報告されてきています。
今までは「もう歳だから」とか「何もできないね」などと諦めていた飼い主様も多いのではないでしょうか?
年老いていくのを、ただただ見守るのは辛く悲しい気持ちになります。
何かできるはずだし、何かしてあげたいと思うのは当然です。

科学的に認められてきたからこそ、これからは環境修正や行動修正、栄養学的介入、薬物療法など様々な対応ができると思います。

認知症の場合は、これらの症状に早く気がつく事が大切です。
いつも側で暮らしているご家族なら、わずかな変化でも何か違和感を感じたり、歳をとったなと思う事はあるかと思います。

早く気づき、しっかりと対応する事で、症状の進行を遅らせたり、環境を整えたりして、お互いに気持ちよく生活する準備ができます。

「認知症」なのに、「わがまま」や「悪い子」だと思ってしまうのはお互いにとても悲しい事で、何とも言えない辛さがあります。
長く共に生活してきた家族だからこそ、信頼関係を大切にしていきたいですよね。

もしかしたら、悩みを改善するお手伝いが出来るかもしれません。
いつでも、些細なことでもエルフペットクリニックにご相談ください。

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