エルフからのお知らせ&ブログ

INFORMATION & BLOG

子犬を新しい家族として迎えたら

ワンちゃんのこと

2018.2.20

こんにちは(^o^)
エルフペットクリニック 看護師の江口です!

今回は、子犬を飼ってから初めにすることや、予防について説明します(^^)/

子犬

◼健康診断・便検査
飼い始めて1週間ほどしてお家に慣れたら、健康診断を受けましょう。
子犬のお腹には、母親からもらった回虫などの寄生虫がいることがあります。
便検査で寄生虫が見つかれば、駆除薬を飲ませる必要があります。
基本的には、寄生虫がお腹からいなくなってから、混合ワクチンを接種します。


◼混合ワクチン
母親からもらった免疫が低下する生後2〜3ヶ月頃から、子犬が伝染病にかかる危険性が高まります。
混合ワクチンで予防できる伝染病には、死亡率が高い病気もあります。
治療が困難なものもあり、また「レプトスピラ感染症」のように犬だけではなく、人にもうつる恐ろしい病気もあります。
これらの伝染病から愛犬を守るためには、ワクチン接種による予防が有効です。
混合ワクチンは、生後6〜16週の間に2〜3回接種します。
その後は年に1度の追加接種が必要です。

子犬のお散歩

◼狂犬病ワクチン
生後91日齢以上のワンちゃんは、狂犬病ワクチンを接種し、自治体へ登録することが法律で義務付けられています。
「狂犬病」はウイルスの感染による病気で、犬・人以外の哺乳類にも感染します。
現在、狂犬病は日本では発生していませんが、犬や人が発症すると致死率ほぼ100%という恐ろしい病気です。
☆エルフペットクリニックでも狂犬病登録と狂犬病ワクチンができます☆


◼ノミ・ダニ予防
ノミは、かゆみを引き起こすだけではなく、「貧血」や「皮膚炎」の原因となります。
マダニは「犬バベシア症」という恐ろしい病気を媒介します。
バベシア原虫が犬の赤血球に寄生して破壊し、貧血、発熱、食欲不振、黄疸などの症状を引き起こし、急性の場合は死に至ることもあります。
最近では、人の死亡例もある「SFTS」もダニが媒介すると言われています。
エルフペットクリニックでは皮膚に塗布する「スポットタイプ」と「おやつタイプ」のノミ・ダニ予防薬ををご用意しています。
※ホームセンターなどで似たような薬を売っていますが、効果が低いようです(^_^;)


◼フィラリア予防
「犬のフィラリア症(犬糸状虫症)」は、蚊に刺されることで感染する病気です。
フィラリア症の予防法は、月に1回の予防薬を定期的に与えることです。
体内に侵入した虫を駆除する薬なので、予防期間は、蚊が出始めて1ヶ月後から、蚊を見かけなくなった1ヶ月後までが予防期間となります。

子犬

◼避妊・去勢手術
エルフペットクリニックでは、手術は6ヶ月齢以上でおこなっています。
避妊・去勢手術は、望まない繁殖を防ぐだけではなく、将来の病気予防のため有効です。

☆男の子のメリット☆
「精巣腫瘍」「前立腺肥大」「肛門周囲腺腫」「会陰ヘルニア」等の予防
男の子の場合、早い時期に去勢手術をすると、足をあげてマーキングすることが見られなくなることがあります。

☆女の子のメリット☆
「子宮蓄膿症」「卵巣腫瘍」「乳腺腫瘍」「膣ポリープ」等の予防
女の子の場合、生まれてから最初に発情が来る前に避妊手術をすると「乳腺腫瘍」の発生率が99.95%と、高い確率で発症を防ぐことができます。
また、出産経験のない犬では、高齢での「子宮蓄膿症」の発生が多いため、それを予防するためにも避妊手術をオススメします。


初めてワンちゃんを飼うという方は、わからないことだらけだと思います。
お困りごとがありましたら、エルフペットクリニックまでご相談ください!

子犬たち

よくあるご質問一覧へ
トップへ戻る