こんにちは!
エルフペットクリニック スタッフの宮崎です^_^
寒い日が多くなってきましたね^^;
季節の変わり目は「下痢」や「嘔吐」など、消化器症状で来院するワンちゃんが多くなります。
ワンちゃんが下痢や嘔吐などの症状を示す病気はいくつもありますが、代表的な病気のひとつに「膵炎(すいえん)」があります。
膵炎とは
膵臓は、胃から十二指腸に沿うように存在している臓器です。
膵炎とは膵臓に炎症が起こる病気で、「急性膵炎」と「慢性膵炎」があります。
膵臓は、糖質・脂質・タンパク質などの消化酵素を産生し、十二指腸へ分泌します。
膵臓の中では、消化酵素は働きません。
しかし、何らかの原因で、膵臓が産生する消化酵素によって、膵臓自体が障害を受ける状態に陥ってしまいます。
その原因は、以下の通り多岐にわたります。
・肥満
・脂肪の多い食べ物を食べる
・膵液が膵臓内に逆流し、膵臓自体を消化してしまう
(腫瘍や異物などで膵管が閉塞した場合など) など
膵炎の症状
膵炎の症状は様々です。
・嘔吐
・下痢
・激しい腹痛
・元気がない
・食欲不振 など
ワンちゃんがおなかを痛がっているのか、判断するのはなかなか難しいですよね^^;
そこで、以下のような行動がないか観察しましょう。
・頭を低くしてお尻をあげている、もしくは伸びをするような「祈りの姿勢」をする
・おなかをよく舐めている
・おなかを触ると嫌がる
このような行動が「腹痛」のサインです。
頻繁にしている場合は、動物病院を受診しましょう。
膵炎の予防
膵炎を予防するために、脂肪分の多いおやつは控えましょう。
また、症状が回復し退院したあとでも、食事管理は非常に重要です。
膵炎は早期発見・予防が大切な病気です。
また、治ったと思っても再発を繰り返すことがあったり、合併症を引き起こすこともあります。
ワンちゃんが嘔吐や下痢をしてしまった場合は、お早めにエルフペットクリニックまでご相談ください。