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僧帽弁閉鎖不全症

病気のこと

2024.10.7

こんにちは!
エルフペットクリニック スタッフの宮崎です^⁠_⁠^⁠

今月、わが家のワンちゃんが6歳の誕生日を迎えます!
月日が経つのは早いですね^^;
シニア期を前に注意したいのが「僧帽弁閉鎖不全症」という心臓の病気です。

エルフペットクリニック

僧帽弁閉鎖不全症とは
僧帽弁閉鎖不全症は、僧帽弁という左心房と左心室を仕切る弁が完全に閉じきれず、心臓が収縮する際に、全身に拍出されるべき血液が弁の隙間から逆流することで引き起こされます。
特に、高齢の小型犬に多く発症する病気です。
僧帽弁が加齢、もしくは長期間かけて変形することで発症する場合が多いようです。

僧帽弁閉鎖不全症の症状
①咳
初期の頃は走ったり、興奮したりした後に咳がみられ、進行すると安静時にも咳がみられるようになります。

②呼吸が速い
個体差はありますが、安静時の呼吸数が40回を超えると異常のサインです。
日頃から呼吸数を数えるようにしましょう。

③疲れやすい
運動時にはたくさんの酸素を使用するため、全身に十分な血液や酸素が必要になります。
しかし、血液循環が上手くいかず血液や酸素をうまく運ぶことができないために、運動をしたがらないなどの症状が出ることがあります。

発症したあとの注意点
①ストレス、興奮、運動には気をつける
過度に心拍数をあげる行為を続けると、心臓への負担が多くなります。
心臓に負担のない生活を送るよう心がけましよう。

②塩分のとりすぎ
塩分の過剰摂取により、心臓への負担が増える恐れがあります。

③温度
暑いところから急に寒いところへ移動すると、血圧が大きく変動します。
血圧の変動は、心臓への負担を増やすことになるため注意しましょう。


日頃からワンちゃんの呼吸の状態や普段の様子を観察することがとても大切です。
異変を感じたら、エルフペットクリニックまでお気軽にご相談ください。


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