こんにちは！
エルフペットクリニック スタッフの宮崎です^_^
今月、私のワンちゃんが８歳になりました！
「だんだんとシニア期になりつつあるな」と感じています^^;
例えば、皮膚のハリです。
年末にシャンプーをした時、おなかの皮膚のハリが若い時に比べるとなくなっているように感じました。
ではなぜ、高齢になってくると皮膚のトラブルが多くなるのでしょうか？
犬の皮膚は、人間の皮膚と同様に「表皮」「真皮」「皮下組織」の三層構造になっています。
この層が年齢を重ねるに従い体積が減り、機能も低下していくのです。
「真皮」は、皮膚の弾力を支える「コラーゲン」が大部分を占めていますが、年齢とともに生成する力が衰えて、コラーゲンの量が減少します。
そうすると、皮膚のハリや弾力性が失われて、組織そのものが弱くになります。
また「表皮」では、皮脂の分泌量が減ることで乾燥が起こり、バリア機能が低下します。
そのため、ちょっとした刺激でもトラブルが起きやすくなるのです。
さらに、体外からの刺激に対する反応力も低下するため、皮膚は損傷しやすくなり、ターンオーバーの周期が長くなって回復する力も弱くなります。
この「ターンオーバー」とは、表皮の一番奥にある細胞層で新しい細胞を作り出し徐々に押し上げられ、最後には垢や古い角質となって剥がれ落ちるサイクルのことをいいます。
１サイクルは20～30日です。
健康な皮膚はこのターンオーバーを繰り返し、日々生まれ変わっています。
犬の皮膚は被毛で覆われているため、蒸れやすく細菌が繁殖しやすいという特徴があります。
さらに非常に薄くデリケートなのですが、高齢になるとさらに薄く、弱くなります。
その結果、いろいろな皮膚トラブルに悩まされることが多くなるのです。
床ずれや乾燥など、高齢になると注意したい皮膚トラブルは数多くあります。
このような症状に対応したサプリや専用フードがありますので、気になることがある方は、エルフペットクリニックまでお気軽にご相談ください。
