エルフからのお知らせ&ブログ

INFORMATION & BLOG

寒くなると増える泌尿器疾患

健康管理

2020.11.10

こんにちは。エルフペットクリニック動物看護師のひらいです(^^♪
最近うちにお迎えした猫から、朝4時に起こされる日々が続いており、寝不足な今日この頃です、、(´・×・`)

さて、今回は寒くなることで増えるペットの疾患について書いていこうと思います。

おうちのワンちゃん・猫ちゃんにこんな症状はありませんか??
  • 何回もトイレに行くのに尿が出ていない
  • 尿に血が混じっている
  • 排尿時に痛そうにしている

寒くなると、このような【泌尿器疾患】が増える傾向があります。

寒いと日中の運動量が少なくなり、喉が乾きにくく、水を飲む回数も少なくなってしまいます。

秋冬は飲水量が減る

また、冬は部屋を閉め切ることが多く、自由にトイレに行けなかったり、トイレの場所が寒くて行くのをためらったりしていませんか?

おしっこをガマンしていると、膀胱内に長時間濃縮された尿が溜まってしまいます。
そして、結石や結晶、感染や膀胱炎を引き起こしてしまうリスクが高くなります。

ひどい場合は、尿道栓子(炎症で膀胱や尿道から出てきた白血球や赤血球、粘液などが固まって形成されたもの)が詰まってしまい、尿道閉塞になってしまう可能性もあります。

尿道栓子
尿道栓子

特に注意していただきたいのは、過去に泌尿器疾患になったことがある子や、高齢のワンちゃん・猫ちゃんです。

予防方法は、水飲み場を増やして、すぐにお水が飲める環境を作ってあげたり、気持ちよく排尿できる環境作りをしてあげることです。
療法食を食べさせているワンちゃん・ネコちゃんには、定期的な診察で処方された、その子のカラダにあった療法食をしっかりと食べさせてあげましょう。

また、お散歩に行かないとトイレをしてくれないワンちゃんもいると思います。
寒いからと言ってお散歩の時間を変えてしまうと、排尿を我慢する時間が長くなってしまいます。
日頃から室内でも排泄できるようにトレーニングしておくことも大事です◎

こういった疾患にかからないように、しっかりと予防していきましょう(*^-^*)
気になることがありましたら、エルフペットクリニックまでお気軽にご相談ください。

よくあるご質問一覧へ
トップへ戻る