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関節疾患の食事管理

健康管理

2017.12.17

こんにちは。エルフペットクリニック 院長の猪毛尾です。
先日、昼休みの時間を使ってフードメーカーのロイヤルカナンさんにセミナーをして頂きました。
今回のテーマは「関節疾患の食事管理」でした。

関節疾患には「発育性」と「変形性」があります。
ワンちゃんにも、猫ちゃんにも起こる可能性がある疾患です。


■発育性関節疾患

発育性の関節疾患は、成長期に起こります。
栄養分が少なすぎる、または、多すぎても異常が出ます。

成長期(特に大型犬)には、成長を促すためにサプリで栄養をプラスしようと考える方がいらっしゃいますが、カルシウムやリン、ビタミンDを過剰に摂取すると、関節に異常が出る場合があります。

「身体に良いものを」との思いで与えたものが逆効果になるなんて、悲しいですよね。

成長期には、成長のために必要な栄養バランスが整っている「ジュニア用のフード」を与えるようにしましょう。

大型犬の子犬

■変形性関節疾患

変形性関節疾患は、高齢になるほど多くなります。
人間が高齢になると足腰が痛むようになるのと同じです。

特に寒い季節は、動き始めの身体が温まる前に痛がる子が増えます。

猫では7歳以上の34%、12歳以上の90%に関節症が発生していると言われています。
ほとんどの高齢の猫ちゃんは関節症があるなんて、驚きですよね。

「最近、動かなくなったな」と思っている子は、実は関節が痛いのかもしれません。

変形性関節疾患は治すことができないので、痛みを減らして、サポートしていかなくてはいけません。
太り過ぎに注意したり、関節の炎症を抑えたり、関節の軟骨を強化したりと様々な方法や食事があります。

老猫

ワンちゃん・猫ちゃんの食事管理についてお困りの方は、エルフペットクリニックまでお気軽にご相談ください。

ロイヤルカナン フード

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